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【開催報告】第1回SDGsオンラインセミナー

  • レポート

6月2日にSDGsオンラインセミナー「地域の企業から学ぶ脱炭素」を開催いたしました。

第1回「再生可能なエネルギーをみらいへ」は、
多治見市の株式会社エネファント 営業部主任 西尾 拓哉 氏をお招きし、ゼロカーボンシティを目指し、太陽光を活用した地産地消エネルギーの取組みについてお話していただきました。

ゼロカーボンシティや太陽光発電などは、以前からよく耳にする言葉ですが、地産地消エネルギーは耳慣れません。この取組みがどのように脱炭素に繋がっていくのでしょうか。


1つ目の取組みは、駐車場にソーラーパネルを付けることです。駐車場の近くでは会社や住宅などエネルギーを消費する場所が多く、大規模な工事や環境破壊の少ないソーラーパネルを設置できます。創った電気を近くで消費できる、これが地産地消エネルギーという事なのですね。電気自動車に蓄えられ電気は非常用電気としても使用することができます。


2つ目の取組みは、地元の電力会社であるたじみ電力と協力し、安く電気を配る仕組みを作っていくこと。また、オール電化住宅に太陽光パネル、蓄電池、エコキュート、ITデバイスを設置して、20年間電気代無料の家、フリエネの取組みも進めています。これも電気の地産地消ですね。



3つ目の取組みは、若い世代に電気自動車を貸し出す事業も行っていること。電気自動車は動く蓄電池です。太陽光発電した電力を無駄なく蓄えることができ、また、移動した先で脱炭素エネルギーを使用することができます。


電気の地産地消を進めることで、より安い電気を地域の中で生み出すことができます。その電気をクリーンエネルギーで創る仕組みがあればカーボンニュートラルの社会実現にむけて取組むことができますね。電気は私たちの生活にはなくてはならないものだからこそ、その使用や創り出す仕組みについて、今回のオンラインセミナーで考えるきっかけになりました。

西尾様、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
当日見逃した方、またもう一度ご覧になりたい方のために、アーカイブもなごや環境大学YouTubeチャンネルにて公開しております。ぜひ、ご覧ください。



【皆さまから寄せられた質問の回答】
Q1:乾電池はなぜ高くなってしまうのでしょうか?
A :単三乾電池1本には1kWhの電気が入っていません。その為、1kWh分の乾電池を買うと、約3万円前後の費用負担をして、はじめて1kWh分の電気を使えることになります。

Q2:シェアモビリティのお話の中で、会社でのニーズ予測と実際の利用の相違というお話はありましたが、ニーズの捉え方の工夫はありますか。AIでの分析とかアンケートとか。
A :これまで設置したモビリティの移動データ等活用することもあります。

Q3:季節によって電気使用量が違うかと思いますが、生活電気は実際どのくらいの金額が変わるのでしょうか
A :エアコンなど冷暖房器具を使用する夏季・冬季は使用量が増えます。夏季ですと約10%。冬季ですと約20~30%程度は金額への変動があるかと思います。