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【開催報告】「山の社会見学 第1回 流しそうめんキットづくり」を開催しました

  • レポート

8月4日(日)に「山の社会見学 第1回 流しそうめんキットづくり」を開催しました。

12時30分に集合して、講座の会場になっている美濃市へ出発しました。到着したのは美濃市の古城山。駐車場から5分ほど歩いて作業場に到着です。


最初に伐竹体験をしました。講師の前場さんに教えてもらいながら伐竹していきます。倒す方向を決めたら受け口を作ります。追い口は参加者に作ってもらいました。倒した瞬間には拍手が起こりました。竹の枝を払い、1mほどに切り分けました。


作業場に戻り、いよいよ流しそうめんキットづくりのスタートです。
そうめんが流れるところは竹を二つに割った後、節の部分をハンマーで叩いて落としていきます。


残った節の部分をクラフトナイフで削り取ります。この節の部分を削りすぎないのが、流しそうめんキットのポイントです。少しだけ節を残しておくことで流れてきたそうめんを取りやすくなります。


流しそうめんキットの三脚を作りました。
太い竹は6等分、細い竹は4等分して縦に割っていきます。
割る数が多く大変な作業でしたが、子どもも大人も力を合わせてどんどん割っていきます。割った竹に電動ドリルで穴を開け、3本ワイヤーで繋げたら、三脚の完成です。三脚の開き具合で高さを調整し、流しそうめんキットの傾斜を作ります。


完成した流しそうめんキットは青竹でできた立派なもの。「キャンプで流しそうめんする!」と楽しそうにしている参加者もいました。

流しそうめんキットが完成すると、めんつゆを入れる器と竹箸の作り方を教えてもらいました。器は節の部分を底に使用し、竹を輪切りにすることで作る事ができます。竹箸は長さを調整した竹を細く縦に割り、クラフトナイフで削って完成です。竹で作った道具と食器で流しそうめんは雰囲気がありますね。


最後に記念撮影をパチリ。少し大変でしたが皆さん流しそうめんキットを完成させることができました。

竹は繁殖力が高く、成長も早い植物です。竹林を放置すると、日の光が届かず、暗い環境になってしまいます。また、根を広範囲に広げるため、他の植物が育ちにくくなります。適度に除伐することで、健全な山の環境を保つことができます。今回は除伐した竹での流しそうめんキット作りで楽しくクラフトしながら山のためになることができました。

次回は9月8日(日)にヒノキの葉で草木染めをします。
また報告しますので、お楽しみに!