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【プロジェクト報告】2024年度 第7回 環境情報メディア部 発表会

  • レポート

2025年2月2日(日)エコパルなごやバーチャルスタジオにて、今年度の環境情報メディア部の活動成果の発表会を開催しました。

環境情報メディア部は、学生が名古屋市の自然や歴史あるまちを巡り、その取材地をもとに環境視点から情報発信をしています。

本年度のテーマは「下之一色町」

名古屋市の南西部、庄内川と新川に挟まれた細長い三角形のまち、名古屋市の中でも独特な雰囲気を持った漁業で栄えた元漁師町です。

学生は、ほぼ初めて下之一色に行き、歩いて、感じた思いを動画やポスターで表現しました。

当日は、正色学区生活安全委員会より委員長の荒川大三郎様、犬飼末男様、服部純司様に

講演をいただきました。

また、ゲストコメンテーターとして、元東海ラジオアナウンサーであり、現在はフリーのアナウンサーとして、また、大学では自己表現についての教鞭をとられるなど幅広くご活躍中の深谷里奈様にもお越しいただきました。

まず講演では、「下之一色のむかし~漁業と魚市場について~」を服部様よりお話いただきました。下之一色の漁師は伊勢湾で様々な漁法で漁を行い海底に生息する魚介類をとっていました。明治以降、漁港と魚市場は、伊勢湾台風後から変化しました。お客さんの減少と魚市場で働く人の高齢化などから、令和3年に魚市場は閉鎖しました、と下之一色の歴史をスライドでご説明いただきました。

次に、荒川様、犬飼様から「下之一色のいま~まちづくり活動について~」と題して、正色学区生活安全委員会の発足の意図と活動方針などのお話をお聞きしました。

さて、講演後の発表会です。この日のために直前まで修正を重ねた作品を披露しました。

この講座では、なごや環境大学の実行委員でありビオトープ・ネットワーク中部の会長を務める長谷川明子委員と、同じく実行委員であり、M¹_Projectデザインプロデュ-サーの杉野実委員に講師をお願いし、アドバイスをいただいてきました。

学生たちは先生方のアドバイスを受け、作品のレベルをどんどん上げていき、もごたえのある行き作品に仕上げてくれました。

ゲストコメンテーターである深谷様には発表作品すべてにコメントをいただきました。的確なアドバイスをして頂き、そのコメントは学生にも非常にわかりやすかったと感じました。

その他、正色学区連絡協議会の荒川様、犬飼様、服部様にもコメントをいただきました。

今回の発表会でなごや環境大学と環境情報メディア部の活動を知っていただくとともに、下之一色町の歴史と周辺環境を若者の感性で表現した作品をご覧いただくことで、下之一色を知らない人にも一度行ってみたいと感じていただけたと思います。

また番外編として、オーストラリアに短期留学していて下之一色での活動ができなかった学生によるオーストラリアのポスターと動画の発表もありました。広大な大地と海と生き物をからめ自然の大切さを表し非常に良かったと思います。

これらの作品は4月には、エコパルなごや内のマンスリーコーナーで展示予定です。

また、YouTubeに動画のアップもしていきますのでお楽しみに!

環境情報メディア部は次年度(2025年)も継続いたします。