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【実施報告】なごやSDGsスタディツアー2024 第2弾

株式会社マルワ×名古屋市立植田南小学校
2024年12月11日(水)なごやSDGsスタディツアー2024(第2弾)を実施しました。
「なごやSDGsスタディツアー」は、名古屋市内でSDGsに取組む企業と名古屋市内の小・中学校が出会い、持続可能な社会をつくる主人公、SDGsを達成する当事者としての学びあいの場を創出するための事業です。小・中学生が学校の近くにある企業を訪問し、実践しているSDGsの取組みの説明や、現場に触れることで自分の暮らす地域でSDGs取組みを学び、SDGsが身近であることに気づき、自分に何ができるかを考えることを目的としています。
第2弾は、名古屋市立植田南小学校の4年生72人が、株式会社マルワを訪れました。※4年1組と2組を時間差で行いました。
【社長のお話】
「㈱マルワは企画からデザインまで幅広く手掛ける印刷会社です。CO₂ゼロ印刷やバナナペーパーなど様々な環境への取組を行っています。」
まずは鳥原社長のごあいさつ。今日のツアー内容とツアーを通して学んでほしいことをお話いただきました。
今回は1クラスを2つのグループに分けて実施しました。お話を聞くグループと仕事場を見に行くグループが交互に入れ替わります。


【環境を大切に~マルワのSDGs】
「環境にやさしい印刷ってどんな印刷だと思いますか?」。㈱マルワの環境への取組みについてお話くださいました。「印刷業社は大量の紙と電力を使用します。とても環境に負荷をかけています。環境にたくさんの負荷をかけるから、環境への取組みをしないといけない。そうしないと印刷業が出来なくなってしまいます。不要になったものは10種類に分けて処理をしています。使っていない会議室の電気は消します。」会社での取組みを教えていただきました。「これって家でもやっていることだよね?」「学校でもやらないとね。」子どもたちの声が聞こえてきます。
「紙は何で出来ていますか?」「木!」「バナナペーパーって知っていますか?」「バナナのどこの部分を紙にしているかわかりますか。」バナナペーパーに触れる子どもたち。「バナナのにおいするかな?」念のためクンクンにおいます。他にも、広島平和記念公園に捧げられた折り鶴をリサイクルした紙も紹介してくださいます。使わなくなったもので作られている紙がある。1枚1枚紙に触れて、色や触り心地を感じます。他にもベジタブルインクの説明や、再生可能エネルギーを使用した電力を使用して印刷をしていることを学びました。印刷屋さんの、環境を大切にした、紙やインク、エネルギーのこだわりをしっかり学びます。「まさにSDGs!」


【仕事場見学】
仕事場を案内してくださるのは、おもてなしチームの社員のみなさん。デザインルームや、印刷機や製本機などを見学しました。巨大な印刷機、そして印刷の速さにびっくり。そして、4色でいろいろな色を創りだす不思議にも触れました。デザインされた原稿がどのように印刷され、製本され、冊子になるのか、その工程を学ぶことができました。普段使っている教科書もこのように作られていることを学びました。
また、㈱マルワのオフィスは自分の席が決まっていない「フリーアドレス」がありました。今日の気分で仕事をする場所を変えることができます。「学校と違うね。」「学校だったら大変なことになるね。」と子どもたち。「ここはなに?冷蔵庫もあるしキッチンみたい。」「ランチを食べる場所かな。」社員の方がお茶を飲んだり、休憩したりするスペースを見て驚いていました。社員のみなさんの「働きやすい環境」がしっかり工夫されていました。


【マルワの学習ノートとオリジナル冊子…そしてマルワ新聞】
今回、㈱マルワのSDGs取組みをわかりやすくまとめられた「オリジナル冊子」をいただきました。その冊子を見ながら、お話を聞き、社内を見学しました。学校に戻ってから復習する際にも使うことができます。
また記念に「マルワの学習ノート」をいただきました。表紙に自分の名前が「透かし」で入っています。世界に一つの自分の名前が印刷された自分だけのノートです。

また、あっという間に今日の記事が掲載されている号外「マルワ新聞」もいただきました。「すごい!」「さっき撮った全員写真が一面に!」
㈱マルワの社員の方の案内、説明、そしてプレゼントからたくさんの学びを得ました。
「環境のことを考えたこんな会社があるんだ。こんな社員の方がいるんだ。」 このツアーでの出会い、気づき、学びが子どもたちの今後の学びに活かされるといいな…と思っています。