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【開催報告】山の社会見学 第6回 「原木シイタケづくり」

  • レポート

2月23日(日)に山の社会見学第6回を行いました。今回は山の恵みを食で感じる企画として、原木シイタケづくりを行いました。原木シイタケが育つ山の見学と原木シイタケづくりをレポートします。


到着したのは関市の山に囲まれた場所でシイタケづくりをしている講師の長尾さんが所有している山の近く。長尾さんは所有している山から原木を切出し、シイタケづくりをされています。さっそくシイタケの原木が育つ山へ出発しました。道中では雪やつららが見られ、冬の自然を満喫しました。山には紙垂(しで)のついた木の枝がありました。原木を調達した場所に添えるそうです。山への感謝を表しているように感じました。



山から帰る途中でシイタケの育つ、ほだ木(シイタケの菌床となる木)を見せていただきました。井げた状に組まれた木は木口が白くなっており、菌糸が木に良くまわっている様子を観察できました。ビニールハウスの中も見せていただきました。中にはストーブの上に鍋がおかれ、暖かな蒸気で湿度と温度を管理しているそうです。かわいいチビシイタケが生えている様子も見ることができました。



いよいよ原木シイタケづくりのスタートです。
原木に電動ドリルで穴を開けます。穴は原木を縦に4等分した線状に6個、開けた穴に互い違いにして5個開けるのが良いそうです。硬い原木に穴を開けるパワフルなドリルに最初はおっかなびっくりな参加者も穴開け終盤には慣れた様子で作業していました。



次にシイタケ菌を埋め込んでいきます。穴の奥に少し隙間を作って菌を埋め、薄い発泡スチロールで蓋をしました。出来上がったほだ木は風通しの良い日陰に置き、立てかけるか、枕木を置くかをして、直接地面に着けずに管理するのがポイントだそうです。

最後にそれぞれが作ったほだ木を持って記念撮影をしました。
シイタケが収穫できるのは約1年半後です。
みなさんのシイタケが無事育ち、お家のごはんに並びますように!
自然の恵みを是非味わってもらいたいです。

2024年度の山の社会見学は今回が最終回です。
2025年度も開催しますので、ご興味のある方のご応募お待ちしております。
お申込みはこちらから!

また報告しますので、お楽しみに!