PROJECT プロジェクトなどの活動に興味のある方
【開催報告】第75回名古屋市東山植物園 春まつり企画「絶滅危惧種を見て学ぼう!エコバッグづくり」

2025年3月26日(水)、第75回名古屋市東山植物園春まつりのイベントとして「絶滅危惧種を見て学ぼう!エコバッグづくり」を開催しました。
東山植物園を舞台に、南山大学SDGs普及啓発団体CLOVERの学生が企画したものをなごや環境大学と協働で実施しました。
実はこの企画、昨年、東山植物園にて開催した絶滅危惧種に関するなごや環境大学の主催講座に参加してくれた同団体の学生が、「自分達も絶滅危惧種に関わるワークショップを考えて植物園で開催したい!」とメッセージをくれたことから実現したものです。
メインで考えてくれた学生と何度も打合せをし、前日にも下見をし、また、植物園の方々の協力もいただきながら、開催までこぎつけました。学生の皆さんは、当日の集客状況に応じた対策もいろいろと考え準備を進めてくれました。

当日は天候にも恵まれ、多くの方にご参加いただけました。
イベント内容は、園内の絶滅危惧種を学生のガイドにより観察し、その絵をエコバッグに描くというものです。
ガイドは広い園内の一部に限定し、そこに生育する貴重な植物や絶滅危惧種を間近に観察し、自然環境への理解を深めました。
ガイドを務めた学生は、参加者一人ひとりに付き添い、15分程度の植物観察と解説を行いました。
特に、ハナノキ、トサミズキ、マメナシ、シデコブシの4種類の植物に焦点を当て、それぞれの特徴や生態について説明しました。

参加者からは、絶滅危惧種の樹木の花や似た花を見て、「案内されるまで気に留めたことがなかった」、「綺麗な花をつけているんだね」といった感想が聞かれました。

丁寧に説明することで絶滅危惧種を知ってもらい、そこから環境を考えていただくきっかけづくりができたのではないでしょうか。
観察後、参加者は観察した植物をモチーフに、エコバッグに思い思いの絵を描きました。創造性を発揮しながら、自然との触れ合いを形に残す貴重な体験となりました。

それぞれの描き手の個性が現れたエコバッグの一部をご紹介します!

イベントを終えて帰る道で、イベントに参加してくれた家族がそれぞれ描いたエコバッグをたすき掛けにし、駅に向かう光景を見かけました。家族で楽しんだ今日の出来事を家でどんな風に語り合うのかなぁと考えるとほっこりした気持ちになりました。
イベントにご参加くださった方、南山大学SDGs普及啓発団体CLOVERの皆さん、東山植物園の皆さん、
本当にありがとうございました。
なごや環境大学はこの3月で20周年を迎えました。
これからも、皆さんに楽しんでもらいながら環境を考える場をつくっていきますのでご期待ください!