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【開催報告】第2回なごやの水はどこから来るの?

  • レポート

6月11日(土)「なごやの水はどこから来るの?」
第2回を開催いたしました。

今回は、「名古屋の水道は「名水」」をテーマに
名古屋市上下水道局水の歴史資料館にて大坪館長から
名古屋の飲み水が、どのように守られているのか?木曽川からどのようにみなさんの元に届くのか?
名古屋の水道事業の歴史や役割についてお話していただきました。

大坪館長のお話はとても分かりやすく、ユーモアを交えながら和やかで楽しい講座でした。
特に浄水のしくみは、実験を交えてより分かりやすく説明してくださいました。
ご参加の皆様も「本当だ。固まりが沈んで2層になっている」「まだ細かい粒が浮遊してるな」など浄水実験の様子に興味津々でした。
実際にどんな風に変化するのか目の前で見ることができ、より深く学ぶことができました。

名古屋の水道は木曽川の豊かな水源のお陰で、安全でおいしい飲み水として私たちのもとに届けられています。

右の写真からもわかるように、軟水でとてもまろやかで飲みやすくおいしいのが特徴です。

安全なのはもちろんですが「おいしい」というのは、嬉しいですよね。

大坪館長はこんな言葉を紹介してくださいました。

「飲水思源(いんすいしげん)」
井戸の水を飲む際には、井戸を掘った人の苦労を思え。

これは中国の故事成句です。
私たち名古屋市民が安全でおいしい水を飲むことができているのは、木曽川の上流で自然を守ってくださっている方々のお陰だということを忘れてはいけません。蛇口をひねればすぐに出る水ですが、様々な人たちの努力で私たちの元に届けられていることに感謝しなければと痛感させられました。

最後に展示室の見学
江戸時代には、名古屋城や城下町にどのようにして水を供給したかなど、水道の歴史について見学をしながら詳しく説明していただきました。
実際に当時の水道管を見ることができ、昔からこんな技術があったことは驚きでした。
昔の技術者の方々が安全な水を届けようと努力してきた歴史に思いをはせると、今簡単に水を手に入れることができていることに感謝しなければと思いました。

とても内容の濃い楽しい講座でした。
なごやの水に関心を持たれた方はぜひ、水の歴史資料館に訪れてみてくださいね。大坪館長、ご参加していただいた皆様、ありがとうございました。

金鯱水(きんこすい)
受付の隣で「「名水」、なごやのおいしい水道水」を飲むことができます。
冷たく冷えた名水もぜひお召し上がりくださいね。